病気について
disease
うつ病
うつ病は、まずストレスの原因を無くすこと、減らすことが大事です。
過度な仕事のストレスや家庭の問題、様々な人間関係をきっかけにうつ病に至る患者さんが多いです。
お話をしっかり伺って、原因である環境の要因が強い際は環境調節を促します。
(例えば、仕事の残業時間を減らすこと、夜勤を禁止とすること、など)
睡眠障害
睡眠中に呼吸が浅くなったり、止まる病気です。呼吸が止まるたびに脳で覚醒反応が起こるため、睡眠の質が悪くなります。
その結果、日中に、強い眠気や集中力低下、疲れやすいなどの症状を伴います。
不安障害・パニック障害
不安障害とは一定の物事に対して過剰に不安を感じ、それにより精神症状や身体症状が出現することで、生活に大きな支障が出てしまう疾患の総称です。うつ病やアルコールの問題、発達障害、複数の不安障害などと並存していることをしばしば認め、患者さんそれぞれの症状にあった治療が求められます。
強迫性障害
強迫性障害とは、ある考えやイメージに強くとらわれてしまい、自分自身でも「バカバカしい」「もう辞めたい」と思いながらも、 その考えを打ち消すために何度も繰り返し行動を起こしてしまう疾患です。
自閉スペクトラム症(自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー障害)
現在の国際的診断基準(DSM-5)では、広汎性発達障害とほぼ同じ群を指して自閉症スペクトラムと呼び、自閉症、アスペルガー症候群、という呼び方はなくなり、本質的にひとつの疾患と考えられています。
注意欠如・多動症(ADHD)
多動・衝動性、あるいは不注意が主な症状になり、一般的に小学校の入学前に認めることが多いです。環境を調節し行動スタイルを見直し、患者さん自身が前向きにすごせるよう取り組みます。
PTSD
外傷後ストレス障害(PTSD)は、心的外傷性の出来事を体験した後の1か月以上の実生活における不安やストレスの悩みなどの疾患です。症状の重症度を考慮して、カウンセリングや薬物療法をご提案しております。
躁うつ病
うつ病の症状を示す時期と躁病の症状を示す時期があり、それを繰り返す疾患です。よく質問されることですが、うつ病とはまったく別の病気です!!そのため、うつ病と躁うつ病は治療が全く異なります!!
統合失調症
幻覚と妄想が特徴的な疾患です。しかし、幻覚や妄想を認める疾患や状態は、実は多数あります。例えば、強迫性障害の何度洗っても汚れている感じる感覚は身体妄想の一種といえるかもしれません。