強迫性障害 obsessive
強迫性障害の症状について
強迫性障害とは、ある考えやイメージに強くとらわれてしまい、自分自身でも「バカバカしい」「もう辞めたい」と思いながらも、
その考えを打ち消すために何度も繰り返し行動を起こしてしまう疾患です。
主に二つに分けられます。
①強迫観念
頭から離れない考えのことで、自分で「バカバカしい」と思いながらも払いのけることができません。
例)
- 人を傷つけるのではないか
- 不潔への恐怖
- もったいなくてものが捨てられない
- 自分は病気なのではないか
- 左右対象でないと気が済まない、など。
②強迫行為
強迫観念から生まれた不安にとらわれて行う行為のこと。自分で「無意味だ」「やめたい」と思っていてもやめられません。
例)
- 何度も手を洗う
- 戸締まりを何度も確認する
- 整理整頓を過剰にする
- 決められたルーティーンの行動がある(不吉だからこの道は避ける、服の着る順番が決まっている、など。)
性格としての完璧主義、節約家、潔癖性などとの区別があいまいなこともありますが、日常生活や社会生活に問題となっているかどうか、 苦痛の大きさや、その観念や行動を自身でコントロールできるレベルなのか、によって障害かどうか判断されます。