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愛着障害について①

 秋が深まってきましたね。

 夜間の冷え込みに、一年が終盤に差し掛かっていることを感じさせられます。

 

 

 最近、紙の要らないコーヒードリッパーを買いました。

 手軽にコーヒーが飲めて、ささやかな幸福が増えました。

 

 

 

 

愛着障害について

 

 

 多くの精神科医、医療スタッフが肌身で感じることとして、

 治療効果のレスポンスが得にくい患者さんについて、育った環境における親との関係(とくに愛着)になにかしら問題を抱えているケースが多いこと。

 

 それは、うつ病、不安障害、心身症、発達障害 など、患者さんの疾患にはよらないです。

 

 

 そして、この愛着障害について、いわゆる心理療法や認知行動療法など、従来の治療において対応が難しいことも実感しています。

 例えば、愛着の問題が大きな原因の一つと考えられる、より深刻な症状をもつ境界型パーソナリティ障害では、精神分析療法(また、心理カウンセリング)が逆効果をもつことが知られています。

 なぜなら、自我機能が脆弱で客観的に自身の振り返ることが難しいことや、以下の著書にて記載してあった印象的な箇所があげられます。(該当箇所を編集して載せています。)

 

 

『精神分析は患者の語る言葉をひたすら聞き、それに対して共感ではなく分析した解釈を与え、自身の洞察を深める治療法である。

 治療者への愛着を利用して患者に心開くことを求めながら、患者がそうすると、温かい抱擁ではなく分析という冷たい刀を振るうことになる。

 不安定な愛着しか持たない患者は治療者の「冷たさ」にイライラし怒り出すか失望する。』

 

 

 

 では、いかに愛着障害を克服するプロセスをたどるのかについて、次ページにて書くことができれば、と思います。

 

次ページ 『愛着障害について② 治療者と夫婦の観点にて』

https://meiekisakomentalclinic.com/blog/820/

 

 

 

 岡田先生は愛着障害など家族関係に基づく心の状態、パーソナリティ障害に関係する著書を多く執筆されています。

 以前にも読んだ本ですが、児童精神科に従事するようになり改めて読むと気づくことが多いです。

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

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