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栄養療法について 基本の説明

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

 昨今のトレンドで、脳を含めて体の健康に対して、食事の大事さがあらためて見直されております。

 

 栄養療法では、疾患や症状、健康の悩み事によって、「効果のある食材」「避けたほうが良い食材」を具体的に提案します。

 

 

 栄養療法について説明する際に、『慢性炎症』のメカニズムが大きく関わってきます。

 

 (慢性炎症に関する詳しい説明は↓)

https://meiekisakomentalclinic.com/blog/800/

 

 

ざっくりと説明すると、

 

 脳を含めて全身の細胞のほとんどは生まれ変わり変化を続けています。(代謝スピードなどは組織によりまちまちです。)

 この細胞が生まれ変わるという「代謝」が上手くいかなくなったときに健康な状態が崩されるのです。

 

 代謝における 1、新しい細胞が生成される 2、古い細胞が排出される

どちらのステップが乱れてもうまくいきません。

 

 慢性炎症は免疫系などの異常を介して、細胞や細胞の代謝を阻害します。

 

 その結果、、

 

 糖尿病などメタボリックシンドローム、癌、うつ病、認知症、自己免疫疾患など多数の全身の疾患のリスクになります。

 

 

そこで、脳の健康について食事(栄養療法)が関わってくるポイントは、

 

①細胞への障害をおこしやすいものを食べないこと。

(直接、もしくは慢性炎症といった免疫系の異常などにより、細胞そのものや細胞の代謝が上手くいかなくなることを防ぐ。)

 

②カラダや脳に健康に働く栄養を摂取する。

(直接、体や脳にプラスに働く。or 細胞の代謝を阻害する慢性炎症を改善する。)

 

と言えます。

 

 

 とはいっても、食事と健康について、僕が子供の頃からTVの健康番組などで、『老化には◯○がいい!』『美肌には◯○!!』という話は多くいわれてきたわけです。

 

 

 そういった『健康情報』と栄養療法との違いは、

 

 食材をとること/とらないことによって得られる健康への結果が証明されている 

 OR  

健康への結果が得られる可能性が濃厚

 

ということになります。

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

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