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SSRIと神経伝達物質①

 現在までたくさんの成人患者さんに通院して頂いておりますが、診療中に薬物治療を行う上で、SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor  選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を治療選択肢にあげることがきわめて多いです。

 

 SSRIは脳内のセロトニンの再取り込みを阻害することでシナプス間隙のセロトニン量を増やし神経伝達を改善させ、抗うつ効果などをあらわします。

 不安やストレスとの因果関係の強い「うつ病」「不安障害」などの第一選択薬となります。

 

 

 

<SSRIが治療薬となる疾患>

 

 

『うつ病』

 

 

『神経症』 :ICD-10 F4に属する疾患

       (不安障害、強迫性障害、身体表現性障害、パニック障害など)

 

 

しばしば上記の疾患を複数同時に認めます。

(強迫性障害+うつ病、不安障害+身体表現性障害など)

 

 

 これらの疾患は強いストレスに晒されることで、脳機能が障害され、シナプス間隙のセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質が不足することでこれらの疾患が引き起こさると考えられています。(モノアミン仮説)

 また、モノアミン仮説のみで説明されるほど単純ではなく、GABAなど他の神経伝達物質の影響もあります。

 

 

 

疾患ごとに関連のいわれる神経伝達物質です。

 

 うつ病       セロトニン系+ノルアドレナリン系+ドーパミン系 (+GABA系)

 

 全般性不安障害   セロトニン系、GABA系

 

 パニック障害    セロトニン系、ノルアドレナリン系、GABA系

 

 強迫性障害     セロトニン系

 

           (Crash Course 速習 精神医学 金芳堂)

 

 

 

♠次ページで、セロトニンなど神経伝達物質の説明をします。

 

→SSRIと神経伝達物質②

https://meiekisakomentalclinic.com/blog/544/

 

 

 

♠当院HP 薬物治療の説明ページ↓

https://meiekisakomentalclinic.com/treatment/pharmacotherapy/

 

名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平