「スマホ脳」脳機能の低下という事実
前回のブログの続きになります。
『スマホが私たちの最新のドラッグである』
まず、スマートフォンが私たちから奪うものはなんなのでしょうか??
それは、集中力、注意力です!
前回にも記載しましたが、スマホにはドーパミンを何度も刺激し分泌させ、気がつくと虜になってしまうシステムがあるのです。
TVをみながらスマホのネットニュースをみる。
授業を受けながら、メールを返信する。
食事をたべながらSNSをチェックする。
というスマホとのマルチタスクを連続している方は多いのではないでしょうか?
そもそも人間は注意を散漫になりやすいようにできており、マルチタスクを行うと脳にドーパミンが分泌されて快感を得られるそうです。
しかし、日常的にスマホとのマルチタスクの繰り返すと、一つのことに集中が行いにくくなることがわかっています。
そのため、身近にスマホの存在があるだけで、勉学や仕事ともパフォーマンスが下がるのです。
(スマホがサイレントモードであっても存在が気になってしまい、無視することにワーキングメモリーを消耗し、理解力も作業能力も低下につながるのです。)
しかも、スマホとのマルチタスク派の人はマルチタスクに関する心理検査も芳しくなく、
つまり「常に気が散る人はほぼ確実に、脳が最適な状態で動かなくなる」ことが指摘されました。
他にも、、
・手書きメモはPCより記憶されます。(デジタルメモの方が記憶されにくく、また長期記憶にいたる固定化も難しいです)
・また、スマホが食事中においてあると、注意がいってしまい食事が楽しめなくなる傾向があります。(周囲への無関心)
スマホの脳に対する影響について書くほど、沈鬱な気持ちになってしまいますが、、
事実としてわかっていることです。
他にも、スマホ睡眠の低下ももたらします。(関連して、うつ病のリスクにもなります。)
自分自身、なかなか難しいことですが、デジタルデトックスを強く意識しています。
名駅さこうメンタルクリニック
丹羽亮平