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バーチャルリアリティをつかった会話力の練習〜具体的な場面〜

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

・前回のブログ下矢印の続きです。

https://meiekisakomentalclinic.com/blog/1267/

 

先日も、患者さんから会社の就職面接で緊張してうまくいかない、というご相談がありました。(非常に良くあるご相談のひとつです。)

 

 この患者さんは、自閉スペクトラム症(発達障害)にて通院されており、

 

 ・すでに所属している就労支援以降所でも対人交流や面接のトレーニングは行っている

 

 ・面接時の冷や汗や震えをともなう強い緊張に対して、軽い抗不安薬の頓服の処方を行っている

 

という背景があります。

 

 

 見知ったスタッフさんとの面接練習では緊張感がわかないこと、また、場面を具体的に想像することの難しさを感じられるようでした。

 

 

 こういった際に、リアリティを伴った場面でトレーニングを行えるVRの活用はいかがでしょうか?

 

 

(emouのHPからの抜粋)

 

 

目の前の画面や音声にて、現実感のある場面を設定できます。

 

 

 トレーニングはVRを行うだけではなく、画面を心理士と共有し、場面に対してどのような振る舞いであったかを、心理士と復習をすることになります。

 

 

 

 

・他にも、以下のような場面の例があります。

 

 

 

 

 実際にVR治療が導入されましたら、様子をまた報告しますね病院