訪問看護、訪問作業療法について改めて
先回ブログにて取り上げた「放課後デイサービス」と同様に、訪問看護・作業療法はクリニックにおける診療では具体的に対応が難しいお悩みを、実際悩まれている現場で対応する治療となります。
⚫️訪問看護は看護師が伺います。実際に悩まれている状況や症状を確認し、話を傾聴する中で環境調整を行ったり、現場における行動療法、処方薬の管理など医療的な手助けを致します。
このように書くと堅苦しい印象がありますが、過去には、
・不登校にて引きこもりになっている患者さんのご自宅へ伺い、お話を傾聴する中で前向きな提案(クリニック受診。進学のについて。)に繋げました。
・集団恐怖にて電車に乗れない方と実際に電車に乗る練習、などの行動療法
⚫️訪問作業療法は作業療法士が伺います。お話を傾聴し環境調整を行うことは訪問看護士と変わりませんが、身体的なリハビリテーションの視点が追加されます。
微細運動(指先をつかった細かい運動、はさみ使いなど)
粗大運動(全身をつかった運動。姿勢の保持、ジャンプなど)
協調運動(複数の体の部位を連携して行う運動。ボールを投げる、自転車に乗るなど)
このような運動の苦手さをお持ちの患者さんに、ご自宅やご自宅付近で行える運動を一緒に行います。
実際には楽しく行えるゲームのような印象です。
ご興味のある方は医師までご相談ください。
当院HPの訪問看護・作業療法の説明のページです。→https://meiekisakomentalclinic.com/treatment/homecare/
パニック障害の患者さん訪問看護を行った例 → https://meiekisakomentalclinic.com/blog/109/
名駅さこうメンタルクリニック
院長 丹羽亮平