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ストラテラをコンサータ・インチュニブに切り替える?

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

ストラテラ・アトモキセチンが不足!在庫がない

上記ブログの続きです。

 

注意欠如多動症(ADHD)の薬のストラテラがいよいよ処方ができなくなりそうです。

 

 

 ADHD薬は処方出来る薬が4剤のみ:コンサータ、ストラテラ、インチュニブ、ビバンセです。(しかしビバンセは6歳以上18歳未満しか処方できません。)

それぞれの薬について内服効果が全く異なるために、簡単に代替できるものではありません。

 

 

 そのため、ストラテラが処方できなくなった際にどうするか? が非常に難しい問題です。

 

 

 

1、ストラテラが処方できなくなることをきっかけに薬物療法を終了とする。

 

 こういった方も少なからずいらっしゃいます。

 

 処方停止をよいきっかけとして、いったん内服をストップ。

 困ることがあれば、再度コンサータやインチュニブなどの処方を考えるというものです。

 

 

2、コンサータ、インチュニブに切り替える

 

 お悩みにより、コンサータやインチュニブに切り替えています。

 

  ・日中の活動や集中力の向上を希望される方にはコンサータ

  ・1日を通じて、多動衝動性(イライラしやすい、暴言・暴力、突発的な行動など)にお悩みの方にはインチュニブ

 

 を基本的に選ぶことになります。

 

 

 しかし、そもそもコンサータの依存性のリスクを心配されてストラテラを選んでいた方も多いため、コンサータに変更することに抵抗感のある方も少なくありません。

 (実際使用してみて、不注意多動症状が改善して驚く方もいらっしゃる。)

 

 また、インチュニブは多動・衝動性の緩和には非常に効果的なのですが、眠気を伴うことがあり、十分量に増量できないこともあります。

 

 

 

2、ADHD薬以外の薬に切り替える

 

 多くはないですが、異なる種類の内服薬に切り替える方もいます。

 

 例えば、多動・衝動性に伴うイライラ、不安、夜間の自傷行為を認める方には、エビリファイ(アリピプラゾール)に変更したケースがあります。

 日中の集中力は低下しましたが、不安の改善や気分の安定、感覚過敏の改善に伴う過ごしやすさは増したそうです。

 

 

 

お薬の変更は必ず担当医にご相談の上、ご判断ください。

 

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取材を受けた東海テレビのニュースoneの特集です。

良かったらご視聴ください。

 

 

 

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名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

 


・子どものこころ専門医
・日本児童青年精神医学会 認定医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
・精神保健指定医
 

 

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