スマホ設計者の提案するスマホからの脱却法「時間術大全」【精神科医が説明】

数年前に書店でよく見かけた本ですが、『時間術大全』をご存知でしょうか?
Googleの元社員であった著者が、GmailやYouTubeなどのプロジェクトに携わる中で、ユーザーを引きつける仕組みをどのように設計してきたかについて、一部具体的に書かれています。
例えば、彼らはユーザーの「粘着性」を高める方法を研究をしており、
Gmailではユーザーが頻繁に利用したくなるような仕組み、
YouTubeでは視聴時間を増やすためのデザインや、次の動画をクリックしたくなるような設計をしていたそうです。
僕たちは、プロのエンジニアにより完全に攻略されて、行動をうまく誘導されていたんだなぁと気づかされます。
興味深いのは、彼らのがその知識を使ったうえで、スマホ依存からどのように脱却するかを記載していることです。
本人の意思の強さだけでスマホ依存から脱却することは到底無理だということです。
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SNSなどの通知をオフにする スマホの通知は注意を引きつける大きな要因です。SNSアプリの通知をオフにすることで、頻繁にスマホをチェックする習慣を減らすことができます。
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アプリの整理 時間を浪費しがちなアプリ(SNS、ゲーム、動画ストリーミングなど)を削除するか、ホーム画面から移動させます。これによって、なんとなくアプリを開く行動を抑制できます。
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「気が散らないスマホ」の設定 スマホを使う際のを手間をわざと増やします。例えば、SNSを使うたびにログアウトする、複雑なパスワードを設定するなどの工夫です。
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スクリーンタイムの活用 自分がどれだけスマホを使っているかを把握し、制限を設けることが推奨されています。
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デジタルデトックスの実践 一定の時間帯や日を決めて、スマホを完全に使わない時間を設けます。
名駅さこうメンタルクリニック
院長 丹羽亮平
・子どものこころ専門医
・日本児童青年精神医学会 認定医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
・精神保健指定医
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