3歳児検診異常なしでも、20%が5歳児検診でひっかかる【医師が解説】

「3歳児検診異常なしでも、20%が5歳児検診で要相談・治療」だったとの報告があります。
もしかすると、伊豆では5歳児検診が希望者のみの実施であり、
お子さんの成長発達に不安を感じるご家庭のお子さんが検診をうける傾向があった、
という可能性はありますが、
3歳児検診は主に、身体的な健康状態・発達状態を確認するのに対し、
5歳児検診では、子どもの知的・言語面・運動・社会生活の発達状況を確認し、特性に合わせた適切な支援に繋げ、スムーズに就学に準備をすることです。
「3歳児検診異常なしでも、20%が5歳児検診で要相談・治療」
ということは、非常に行う意義があるものだといえます。
愛知県は児童精神科クリニック・病院が比較的多く、療育福祉サービスも充実しておりますが、日本全体では児童精神を扱う医療機関や福祉サービスは非常に限られており、地域格差が大きいことは否めません。
5歳児検診の義務化に伴い、受け皿となるような相談機関や医療施設・療育施設が拡充することを期待します。
名駅さこうメンタルクリニック
院長 丹羽亮平
・子どものこころ専門医
・日本児童青年精神医学会 認定医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医
・日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
・精神保健指定医
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名駅さこうメンタルクリニック
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