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うつ病 精神疾患は治療でよくなる。新年

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

あけましておめでとうございます。

 

  本日より、新しい一年の診療が始まりました。日々の診療を通じて、皆さまの健康と心の平和を守るお手伝いができることに、改めて感謝の気持ちを感じています。

 

 今年も、一人ひとりの思いに耳を傾け心の通った医療をお届けできるようスタッフ一同努めてまいります。

 

 新しい一年が、皆さまにとって健やかなものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。

 

 

    

年初めに皆様にお伝えしたいことは、

メンタルヘルスの疾患は少しでも改善可能な場合があるということです。

 

 昨今、精神疾患に対する理解は以前に比べて大きく進んでいますが、それでもなお、過度に精神疾患をネガティブに捉えられる方が少なくありません。

 

例えば、うつ病

 

 学生時代から人付き合いが苦手で、自閉スペクトラム症の傾向を意識していた方が、成人後、仕事の過労や職場の人間関係をきっかけにうつ病を発症するケースがあります。

 こうした経緯で受診される方は決して珍しくありません。

 

 このような背景を持つ方々の中には、若い頃から日々の生活に苦しさを感じてきたことで、

うつ病を発症した後も悲観的な考えを抱かれることがあります。

 

「うつ病はずっと治らないのではないか?」

「今回のうつ病が治っても、また新たな悩みが出てくるのではないか?」

 もし、このような考えにとらわれている方がいらっしゃるならば、自身だけで悩みを抱え込まず、第三者の専門的な視点を取り入れることで、これまでとは違った解決への道が見えてくることがあります。もちろんすべてが解決するわけではありませんが、可能性を探ることは大事だと思います。

 

 こうした病的ととれる症状は、医学的な治療を受けることで改善するものがあります。

 

特に、過労や環境要因によって発症した不眠、抑うつ、不安などです。

 

 また、自閉スペクトラム症やADHDなどの生来の特性が影響している場合でも、薬物療法以外にも、心理カウンセリングなどを行うことで、自分自身や疾患をより深く理解し、生きやすさを実感されるもいます。

 

 完治するわけではなくてもこうしたプロセスを通じて、「悩むのは自分一人ではない」と気づき、支援を受ける方法や社会的なリソースを知ることで、心が軽くなる方が少なくありません。

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

 

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