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新入学の児童への悩み事について 

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

 この時期、新しく4月に小学校入学をされたお子さんの相談が多くなります。

 

 

 

 ・学校への行きしぶりが強くて苦労している。

 

 ・授業中にじっとしていられない。騒いでしまう。

 

 ・他のお子さんに手がでる。暴言をいう。

 

 ・学校でかんしゃくがでる。

 

 ・友達ができない。

 

 

 

 小学一年生の初め頃は、学校に滞在する時間が短かったり、集団生活になれることを目的とするオリエンテーションの時間が多く、勉強そのものの負担は少ないですが、

 幼稚園や保育園の生活に比べると、時間ごとの行動の制限が大きく、じっと座っている時間も長いものです。

 

 

 また、クラスの大人数の環境への不慣れさなど環境の変化に対する苦労も多いようです。

 

 

 ほかにも、特性としての「対人交流の苦手さ」というほどではないかもしれないですが、

就学前のように、先生の目の行き届く範囲内で、数人で交流することは問題なかったけれど、

大人数のクラス内で、自由に同級生と交流することのむずかしさを感じるお子さんは多いようです。

(気の合う子に話しかけられない。喋っている輪の中に入れない。など)

 

 

 

 つまり、入学して学校生活にお悩みをもつ方は少なくありません。

 

 

 

 発達障害(自閉スペクトラム症)や注意欠如多動症などの診断にいたるかどうかは置いておいても、お困りの状況があれば、スクールカウンセラーや児童精神科などのご相談をお勧めします。

(児童精神科では、児童や親へのカウンセリング、ソーシャルスキルトレーニングなど受けられるところがあります。保険外医療の可能性あり。)

 

 

 

 

 

また、昨今とくに問題となっている教職員の過大な労働負担についてです。

 

 

 

 学校内外のお子さんのお悩みや問題について、内容にもよりますが、対応する手段として教職員への相談だけではなく、心理カウンセラーや精神科の活用が有効なことは少なくありません。

 

 問題解決に児童精神医学の知識をもって臨む方が解決されやすい内容もあるでしょう。

 

 また、結果的に学校外の相談窓口の活用にて、先生方のご負担を軽減できるかもしれません。

 

 解決手段の一つとして、心理相談や医療機関への相談もご考慮ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

 

 

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当院ホームページはこちらより

https://meiekisakomentalclinic.com

 

 

 

 

 

 

 

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