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感覚特性(感覚過敏 ・感覚回避 ・感覚鈍麻・感覚探求) ②【医師が解説】

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

前回のつづきになります。

 

感覚過敏や感覚鈍麻などの感覚特性について

 

 

 

感覚特性は、感じ方の傾向や、その感覚に伴う行動パターンにより、以下のように分類されます。

 

 

 

・感覚過敏:刺激に対し過剰に反応すること

 

・感覚回避:刺激への過剰な反応に対して不快感を伴い、その状況を回避する行動をとること

 

・感覚鈍麻(低登録):刺激に対し反応が弱いこと

 

・感覚探求:刺激に対する反応が弱いために、強い刺激を求める行動をすること

 

 

 

つまり、

感覚への感じ方には、敏感すぎること(感覚過敏)、鈍感すぎること(感覚鈍麻)があり、その反応への対処行動として、感覚回避と感覚探求があるのです。

 

 

 

例えば、

 

 天候の変化に過敏な方では、気圧の変化や急な温度変化で、気分の不安定さや自律神経失調症状が出現することがあります。

 

 そのため、天候が不安定な日には、回避行動として、外出が難しくなったり、学校や仕事を休まれることもあります。

 

 

一方、鈍感な方では、季節外れな格好(夏に厚着、冬に半袖など)をされる方もいらっしゃいます。

 

 

こういった、回避行動や、感覚への探求行動が、時には、こだわり行動に発展することが少なくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

 

 

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当院ホームページはこちらより

https://meiekisakomentalclinic.com

 

 

 

 

 

 

 

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