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TMS治療のホンネ

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

当院は開院初期からrTMS治療を行っておりますが、

rTMS治療についてメディアやSNSで浸透するにつれて、当院でも患者さんからの治療希望が非常に増えております。

 

 

・治療効果が高い (約7~8割の方が改善を認める。寛解率は約3~5割。)

・副作用が少ないこと

・薬物をつかわないこと

・改善までの治療期間が短いこと

・再発の少なさ

 

などがrTMS治療の良い点として挙げられます。

実際の治療における補足ですが、

 

 

〇薬物療法との併用は可能です。

 

・抗うつ薬を内服中にrTMS治療を開始し、症状の改善とともに抗うつ薬を減量するケース

・初診にてrTMS治療スタートする際に、不眠に対して睡眠剤のみ処方するケース。(症状改善とともに薬物は減量)

症状に応じて薬物療法をプラスすることも可能です。

 

 

〇治療期間は個人差が大きいです。

 

 多くの研究では週4‐5回×4‐6週間の連続刺激が主流となっておりますが、実際にはお仕事をされながら通院されるケースが多く、この治療スケジュールは難しい方が少なくありません。

 

 可能であれば、週3回以上、(少なくとも、初回の10回まででも!)の治療をお勧めします。

 

 実際は週1、2回来院にて治療する方もいらっしゃいますが、改善は認めます。

(週3回以上の治療スケジュールの改善率には及ばない。)

 

 

〇自費診療であるため、rTMS治療を迷っている。

 

 こういった方は多いと思います。

 「約7~8割の方が改善をみとめる」と研究で言われており、実際の治療でもその実感はあります。しかし、2~3割の方に奏効しないとも言えます。

 

 もしも自分だったらどうするかと考えると、、

 数回の治療では効果は出ませんが、基本的に10回治療すると、奏効する方には効果が出始めることが多いです。

 

 悩まれるならば、まず5~10回(できれば連続したスケジュールで)治療を行い、その治療効果を確認した上で、治療を継続するか判断されてもいいかもしれません。

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

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当院ホームページはこちらより

https://meiekisakomentalclinic.com

 名駅さこうメンタルクリニック

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