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発達障害・ADHDが増えていることについて

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

 近年、発達障害(≒広汎性発達障害、自閉スペクトラム症)やADHDと診断される方が増えている件について私見です。

 

 発達障害やADHDと診断される方がふえていることについて、日本で発達障害やADHDの疾病率が増えている、ということもさることながら、

 

 「発達障害、ADHDと診断される機会がふえている」ことも大きいのではないかと思っています。

(高齢出産率の上昇など複数の要因にて、発達障害やADHDの傾向を持つ方が実際に増えている、ということも指摘されております)

 

 近年、児童発達外来には、「不登校、学校への行き渋り、学校に遅刻する、朝が起きれない」といった、「学校に行きにくい」という主訴で来院されるお子さんが非常にふえています。

 

 

原因として、

 

学校での嫌な出来事、家庭内の問題、学習の悩み、

発達障害・ADHDといった発達の偏りの傾向

 

 など、様々な要因が重なって最終的に「学校に行きにくい」につながります。

 

 

その中で、昨今の傾向として、不登校傾向の多くの方に見られる要因は、

「ゲーム・動画・スマホなどのデジタル依存」です。

 

 発達障害・ADHDの傾向を持つ方は、ゲーム・動画・スマホにハマり、依存症になりやすいと言われています。

 

 もともとは発達障害・ADHDの傾向はあっても診断に至らない方が、これらのデジタル依存など複数の要因により不登校になられた結果、受診されるケースが非常に多いです。

 こういった際に、診断名として、主病名ではないとしても、「発達障害・ADHD」と付けられることが多いです。

 

 昨今、発達障害・ADHDと診断される方が急に増えている背景には、不登校の方の数が増えていることが挙げられるのではないかと考えております。

 

 スマホ、動画、ゲームにハマることが不登校のリスクとなることを、ぜひ未就学児や小学生のお子さんに周知して、適度な利用を促すことが必要です。

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平