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『朝起きれない』睡眠相後退症候群の薬物療法

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

前回のブログ の続きです。

 

不登校の原因 『睡眠相後退症候群』 

 

 

睡眠相後退症候群への対応は基本的に『寝るための環境』を整えることが一番になります。

 

 

 

・規則正しい生活を心がける

 

・朝おきたら日光をあびる

 

・日中に活動する

 

・夜間のカフェインなどの刺激物をさける

 

・夜間のゲーム・動画など視聴・スマホ(SNS)などのデジタル刺激を控えること

 

 

上記の中では、規則正しい生活については言わずもがなですが、

 

『眠れない、朝起きれない、朝だるい』症状に対する、昨今の最大の発症リスク、悪化リスクはデジタル刺激です。

 

 

 ゲーム・動画・スマホ・SNSとも依存性が高く、控えることはなかなか難しいのですが、まずはデジタル刺激への意識の変化から促したいと思っています。

 

 

 

 薬物療法は補助的な役割ですが、効果的と考えられているものは、メラトニンとエビリファイです。

 

 メラトニンは生体内でも生成される睡眠ホルモンですが、メラトベルの商品名にて処方可能です。児童にも認可された唯一の睡眠薬であり、比較的安全性が高いです。

 睡眠リズムを早いタイミングに変化させるために、「寝る前」よりも早めの内服が効果的であるという、報告もあります。

 

 エビリファイは、不安や妄想への効果、気分安定効果など、精神科においては非常によく使われる薬ですが、少量内服ではドーパミン↑効果を狙えるため、起床のしやすさに繋がります。

 

 

 

環境調節だけでは、症状の改善の望めないときは薬物療法も考慮します。

 

 

 

 

 

当院での活動がYOUTUBEにて見られます↓

 

BS11にて放送された「スーパードクター」にて当院が紹介されました。 (meiekisakomentalclinic.com)

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平