カサンドラ症候群の追記 夫婦問題への医療介入
カサンドラ症候群のご相談をしばしば受けることがあります。
参考ブログ↓
最近あったケースは、
『お子さんのADHDの治療を希望され来院され、診察を重ねるうちに、お母さまから夫婦間があまりうまくいっていないことが打ち明けられました。
外では穏やかに人付き合いをしているが、妻と子供に対してはひどく腹を立ててしまう。物にあたる。キレやすい。
お金づかいの荒さがよく問題になる。』
こういった相談は非常に多いものです。
精神科医として考えるに、
家庭内の困難な問題として挙げられる、
・怒りっぽい。暴言・暴力。物にあたる。キレやすい。
・金銭的な問題 衝動買い お金遣いが荒い
・約束を守らない
・突飛な言動。 家出する、など
・異性問題
・ギャンブル、お酒などの依存症
こういった行動は衝動的な行動傾向が原因であるので、
上記行動を認める方は、一定数、ADHDの可能性を疑ってもよいのではないかと思っています。(もちろんそうではない方もいらっしゃいます。)
そうすると、治療にて改善する希望が見えてきます。
名駅さこうメンタルクリニック
丹羽亮平