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ゲーム・スマホ依存、不登校のお子さんに親が何がしてあげられるか?

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

 不登校のきっかけであり、不登校長期化の一番の原因としてゲーム・スマホ依存がありますが、実際に家庭における対応をどうしたらよいのか、難しい問題です。

 

 単純にゲーム・スマホ・動画をなくせばいいようですが、毎日の家庭生活の中で、簡単に子供からこれらを取り上げられない状況がそれぞれ形成されているからです。

 

 

 ・外出できるお子さんなら、学校、放課後デイサービスや支援センターにいくなど、在宅時間を減らすこと

 

 ・ゲームやスマホの時間をどのように埋めていくか? (親子で散歩?買い物?トランプなどのアナログ遊び?)

 

 ・親子関係をよい関係性にもっていくこと(つまり、親子で気持ちの良い会話のできる関係)

 

 まず、毎日の家庭生活の中では、上記のことに取り組みつつ、ゲーム・動画・スマホ時間をどのように減らすかが焦点になります。

 

 むろん、お子さん本人の意志でデジタル刺激を減らせたらよいですし、お子さんに興味のあることがあってデジタル刺激の代わりに熱中できるものがあればよいのですが、実際には難しいです。

 

 (これらのデジタル刺激に時間経過で飽きていくことは滅多にないですし、依存が深くなれば深くなるほど無気力が強まり他の事柄に興味が行かなくなるからです。)

 

 さて、この状況で具体的にできることですが、親からお子さんへの読み聞かせはどうでしょうか?

 

 

 親から子への読み聞かせには、

 ・お子さんに認知機能の改善、非認知機能改善効果があります。

 →コミュニケーション能力の向上 言語機能の向上 (ひいては学力向上にもつながる)

  多動などの問題行動の減少

  自己肯定感の改善(抑うつや不安などの改善)

 

 ・親にも、音読に伴う広範な脳機能の改善だけでなく、育児ストレスの改善効果もあるそうです。

 

 

 忙しい日常かとおもいますが、それでもあえてお子さんへの読み聞かせの時間をもうけることで、脳機能の向上(慢性的なデジタル刺激にて衰えた機能を補える)やコミュニケーション能力の改善、親子関係の改善につながることが期待されます。

 

 

 

読書や読み聞かせの効果はとても大きいことが記載されています。

学力以上の効果が期待されます。

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

 

 

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