ホーム > クリニックブログ > 自傷〜多動〜抜毛・爪むしりなどの関連。ガム噛み。

自傷〜多動〜抜毛・爪むしりなどの関連。ガム噛み。

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

爪かみ、爪むしり、抜毛など、不適切な集中反復行動について前回、前々回のブログで記載しましたが、

 

 

爪かみ、爪むしり、抜毛、など身体集中反復行動症への解釈

 

 

爪かみ、爪むしり、抜毛を別の行動に置き換えて改善させる。

 

 

 

「集中反復行動症」に典型的なもの・・・爪かみ、爪むしり、抜毛、かさぶたをはがす、頬の内側を噛む

 

「多動」に典型的なもの・・・貧乏ゆすり、離席を繰り返す、手が顔を触るなど落ち着きない行動

 

「自傷」の要素がより強いもの・・・リストカット、全身の刺青やピアス、過食嘔吐、性的逸脱行動

 

 

これらの症状は、相互関係があり、状況により症状が重なったり移行することが多いと思っています。

 

 

不安やストレス時にて症状が悪化したり、日中は症状がでなくても夜間のみ症状が出る方もしばしばいらっしゃいます(眠気にて脱抑制的になりやすい)。

 

 

 

治療は主に、抗うつ薬にて不安へのアプローチか、ADHDがベースにある方ならADHD治療にて多動の改善が有効と考えます。

 

 

 

 

 ちなみに、前回ブログにもかいたことですが、これらの身体への不適切な反復症状を他の行動で補うとするならば、

ガムを噛むことがオススメです。

 

 

 

 

ガムをかむことは、、

噛み続けるという行動を反復することで覚醒度があがり、注意力の改善につながります。

 

また、噛むという動作が脳血流の改善にいたり脳機能の改善にもつながるというデータもあります。

 

 

 

ガム噛みは、勉強中に噛む方やスポーツ選手が試合中に噛む様子を見かけますが、理にかなったことなのです。

 

 

 

しかし、キシリトールガムにて虫歯にて注意すること、ガムを噛むことの反復行動にて顎を傷めないようにご注意ください。

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

当院ホームページはこちらより

https://meiekisakomentalclinic.com

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

 

〒451-0052

愛知県名古屋市西区栄生2-7-5 キョーワ調剤薬局2F