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放課後デイサービス=集団生活への適応訓練、運動療育、学習支援のパッケージ

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

発達障害、ADHD、学校生活や家庭生活に不安を伴う方、発達に遅れを認める方など、多くの児童患者さんに放課後デイサービスをよく勧めています。

 

 

 まだ、放課後デイサービスをご存じない方に改めて説明したいと思います。

 

 

 放課後デイサービスは、端的にいうと発達支援に関するさまざまな療育・リハビリプログラムを行うパッケージプランといえます。

 児童患者さんは、学校・社会生活、家庭生活に伴うお悩みを複数抱えてらっしゃるケースがほとんどです。

それらの症状に対し毎日複数の活動を、日によってさまざまな内容を行うため、バランスよく包括的に対応ができます。

 

具体的に

 

〜放課後デイサービスにて十分な対応ができるお悩み〜

 

・指先の不器用さ/全身運動の苦手さ 

・感覚過敏/鈍磨    

→微細運動・粗大運動のリハビリを意識したゲームなど

 

 

・コミュニケーションの苦手さ 

・友達とうまく遊べない   

→ 症状に理解のあるスタッフの元で安心して、集団生活を送れること、また、集団遊び。

 

 

・自宅で宿題ができない  

→ 小学生の方には、通所したらまず宿題を行う施設が多いです。スタッフさんの援助望めます。

 

 

・自宅ではゲームばかりしてしまう。親や兄弟と喧嘩ばかり  →  楽しく過ごせる集団の場で発散し、時間を有効に使うことをお勧めします。

 

 

・不登校  

→ 日中の居場所になりえます。理解あるスタッフさんのもとで安心して過ごせるのではないでしょう?

 

 

 

しかし、

一般的に、放課後デイでは、気持ち良く集団生活や集団あそびができることを目標としているため、学習への支援は難しいかもしれません。学習支援を特化して行っている放課後デイでは学習の援助が可能と思います。

 

 

 

年齢は3歳(児童発達支援として)〜18歳まで利用可能な施設が多いです。

 

ぜひお子さんに上記のお悩みのある方が見えましたが、放課後デイサービスの考慮をお願いいたします。

 

 

丸レッド当院の放課後デイサービスのプログラムの一例です。

 

 

当院の放課後デイサービスの説明ページ

 
 
 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平