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abemaTVに出演。異食症について。

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

1/18 22時から放送されたabemaTV 『abema prime』にオンラインで出演しました。

 

 

 異食症のテーマで、実際に異食行動に悩まれている女性が出演し、具体的な症状やお気持ちを語って下さいました。

 診察にて異食行動に悩まれる患者さんを診ることはありますが、生活場面や異食行動の実際の映像を見る機会はめずらしく、僕自身とても有意義な内容でした。

 

 しかし、僕自身の発言について、緊張したこともありますが、出演者の方からの突然の質問にうまく返答ができたか、十分な説明ができたか、なかなかうまくいかない点がありましたあせるあせる

 

 

 

 

 

 四角グリーン異食症について、すこし補足させてください。

 

 

異食症の一般的な説明については、番組に放送されたものになります。

栄養価のないもの、食べ物ではないものを1ヶ月以上食べてしまう病気で摂食障害の一つ」

 

ですが、定義に補足があります。

 

・口にいれる対象が、所属する社会の一般常識にて理解されにくい、一般的ではないものであること。

 

 

 以前、TVでどこかの部族の方が泥を食べるシーンがありましたが、その部族にとって泥をたべることが社会通念上、理解できることならば異食症ではありません。

 しかし、日本で泥を繰り返し食べていたら異食症とされる可能性が高いです。

 

 

そのため、番組のコメンテーターの方から質問のあった「小さい子供が鼻くそをたべるのは?」ということは、

 

→異食行動ではありますが、社会的にまあまあ見られるめずらしくない行動であるため、病的な異食症とは言い切れないと思います。

 

 

TVなど報道番組にてよく見る光景ですが、

実際に出演すると、出演されている方の話のスピード感や、質問と返答の切り返しの早さについていくことがやっとでした。

プロの方のコメント力に脱帽です。

 ↓ TVでの放送内容を記事にしたものです。

https://meiekisakomentalclinic.com/news/1202/

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平