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メラトベル〜不登校〜睡眠に悩む小児患者さんに〜

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

不登校で悩まれる患者さんからよく伺うはなしです。

 

 

「朝が起きれなくて登校できない」

 

「長期休みで昼夜逆転の生活になり、そのまま登校ができなくなった」

 

「夜がねつけない」結果か原因か「夜更かしして動画、ゲーム、SNSがやめられない」

 

 

睡眠について悩まれており、

「昼夜逆転が改善し、朝さえ気持ち良く起床できれば、登校できるのではないか」

と考えている方は比較的多いと思われます。

 

 

 2020年3月、『小児期の神経発達症(発達障害、ADHD、学習障害など)に伴う入眠困難の改善』を適応として、メラトニン受容体作動性入眠改善薬が製造販売承認されました!!

 

 もちろん、睡眠の改善のためには薬物療法に至る前に、適切な生活指導や背景に存在する環境・精神症状へのアプローチが必要なのですが、それだけでは不十分なケースが多いことは否めません。

 今回の小児の睡眠障害への改善薬は非常に期待されたものでした。

 

(もともとアメリカでは薬局で睡眠のサプリとして処方箋なしで購入可能なものでした。そのことで安全な睡眠薬と一概に言えるわけではないですが、内因性のホルモンの一種であるメラトニンの濃度を高め、生理的に自然な形で睡眠導入作用をもたらします。)

 

 実際の診察における使用では、

診断名『発達障害』『ADHD』、『入眠困難に伴う起床困難を理由に不登校』に至った患者さんにメラトベルを使用し、生活リズムと通学頻度が改善したケースを認めます。

 

 

 同様の症状にお困りの方がいらっしゃれば、ぜひ医師にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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丹羽亮平