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ギフテッド

精神科の診療にいらっしゃる方は、「お困りごと」があるため受診され、

自閉スペクトラム症(≒アスペルガー症、発達障害)、ADHDと操作上は診断されるのですが、

 

能力として素晴らしいものを持っていらっしゃる方が多く、

ただ、医療機関として、特性における困り感の解消(マイナスをゼロにする作業)にのみ注力するのは、

なんか違うのではないかと最近特に感じております。

 

つまり、

コミュニケーションが苦手である、とか、さまざまなことに臨機応変に対応できない、とか、

片付けが苦手、予定の管理が苦手、並行作業が苦手、、、

 

など、不得手に感じ困ることについて、解消するに越したことはないのですが、

 

 

際立って得意な限定的な能力について、もっと評価され、その点が生かされるような環境がないものかと思います。

 

 

欧米では、『ギフテッド』:天から与えられた才能、という言葉があるように、

優れた能力に着目し、伸ばしていく教育プログラムがあります。

 

 

 

 数年前、Microsoft社がAutism(自閉スペクトラム症の傾向)をもつ人を限定して採用を行ったというニュースがありました。フォーブスジャパンの記事を載せます。

『世界の大企業が注目 自閉症を雇うことの利点』 

https://forbesjapan.com/articles/detail/21581/1/1/1

 

 

 

 

 視覚優位型認知、聴覚優位型認知、豊かな創造力・記憶力など、能力としてのアドバンテージを評価して伸ばし、活かすにはどうしたらよいのか。

 欧米の例が多いのですが、現実的なアクセスは困難な方が多いでしょう

 

 クリニックとして何ができるか、社会や教育の枠組みへの変化は難しいとしても、

まずは受診された「患者さん」の能力への着目と評価を積極的に行いたいです。

 

 

長野県諏訪郡原村 カナディアンファームにいきましたニコニコ

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック 院長

丹羽亮平