ホーム > クリニックブログ > 睡眠剤デエビゴについて 長期投与が可能になりました

睡眠剤デエビゴについて 長期投与が可能になりました

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

睡眠剤について、ベンゾジアゼピン系に加え、昨今はオレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体作動薬、Z-drug(ゼットドラッグ)が主流になりつつあります。

 

 

ベンゾジアゼピン系:トリアゾラム(ハルシオン)、ブロチゾラム(レンドルミン)、フルニトラゼパム(サイレース)、ニトラゼパム(ベンザリン)、ブロチゾラム(レンドルミン)など

 

オレキシン受容体拮抗薬:レンボレキサント(デエビゴ)、スボレキサント(ベルソムラ)

 

メラトニン受容体作動薬:メラトニン(メラトベル)とラメルテオン(ロゼレム)

 

Z-drug(ゼッドドラッグ):ゾルピデム(マイスリー)、ゾピクロン(アモバン)、エスゾピクロン(ルネスタ)

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

新薬デエビゴが2021年5月1日から長期処方可能になりました。

 

以下のブログにくわしく記載しましたが、デエビゴはオレキシン受容体作動薬の新薬です。

 

 

 メリットはふらつき(筋弛緩作用)が少なく、依存性も低い、健忘や内服後の異常行動(脱抑制)も起こりにくいです。

 

 

 こういった副作用が少ない睡眠剤は従来のベンゾジアゼピン系に比較し、催眠効果(入眠への効果、睡眠を維持する効果)が弱い印象がありましたが、デエビコは催眠作用が強いです。

 

 

 診療状の実感ですが、フルニトラゼパム(サイレース、ロヒプノール)、ニトラゼパム(ベンザリン)などを含めた睡眠剤を複数内服されている患者さんがデエビゴにて処方量を減らせることを多数経験しております。

 

 

 しかし言われている通り、「夢(悪夢)が増えた」との報告をしばしば受けます。

 

 

 

 

丸レッドオレキシン受容体拮抗薬について

 

 

丸レッド小児に処方可能な睡眠剤

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

愛知県名古屋市西区の心療内科・精神科・児童精神科

名駅さこうメンタルクリニック

 

〒451-0052

愛知県名古屋市西区栄生2-7-5 キョーワ調剤薬局2F

電話 : 052-551-7717

FAX : 052-551-7727