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支援級か普通級かの判断  本田先生の記事を転載

院長 丹羽 亮平 先生

名駅さこうメンタルクリニック
 院長 丹羽亮平

日本精神神経学会認定 精神科専門医
子どものこころ専門医
日本児童青年精神医学会 認定医
日本精神神経学会認定 精神科専門医制度指導医
厚生労働省 精神保健指定医
子どものこころ専門医機構 認定指導医

特別支援学級か普通級どちらが良いか?という質問は診察室にてよく相談されます。

そのことについて、本田先生がとても良いご返答をされていたので、転載させて頂きます。

通級や特別支援学級、発達特性がある子どもへの「特別支援は小1の4月からがいい」理由

 

 すべてのお子さんにとって、本人の特性に合わせて、苦手なところは丁寧にフォローし、得意なところは能力に合った課題や前向きな声がけで伸ばしていけると良いと思いますが、現実的に教育者のマンパワー不足など学校運営上の難しさがあります。

 

   最大生徒数35人ほどの学級を基本的に教師1人が運営して頂き、そして生徒個々に合わせて授業を行うことを期待するということは、冷静に考えてなかなか難しいお願いです。

 

 発達特性のあるお子さんが小学校に入学される時、できればお近くの小学校ではどのような支援の選択肢があるかを予めくわしく調べることを勧めます。学校により細かい対応は異なります。

 

 ・普通級は1クラス何人くらいか? (時々、患者さんから1クラス10人くらいの学校の話を聞きます。)

 ・通級や支援級は、どのように利用できるのか?

(問題があった後に、学年途中から利用はできるのか?  支援級に籍を置いて、通常級を利用することは可能か?など)

 学校に応じて、支援の受けやすい対応を選択することを勧めます。

 僕自身も本田先生とメールにてやりとりをしたことがありますが、学会などでお見かけする通りの丁寧で優しさの感じられる文面で、尊敬の念が増した覚えがあります。

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平