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躁うつ病 bipolar disorder

うつ病の症状を示す時期と躁病の症状を示す時期があり、それを繰り返す疾患です。
よく質問されることですが、うつ病とはまったく別の病気です!!


そのため、うつ病と躁うつ病は治療が全く異なります!!
(躁うつ病の患者さんが抗うつ薬を服薬されると、躁症状が悪化したり、症状の繰り返しが増すことがわかっています。)

躁状態では患者さんの自覚症状では気分が良く、仕事がはかどったりするため受診されることは多くありません。
うつ状態になり来院される患者さんが多いのですが、うつ症状のみではうつ病と躁うつ病の区別がつかないことが多く、
患者さんやご家族からこれまでの様子や行動をしっかり伺い診断する必要があります。

躁状態を疑うサインです。このようなことはありませんか??

  • とにかく話し続ける 。
  • とても気分がいい。初対面の人にやたらと声をかける。
  • 根拠のない自信に満ちあふれる。
  • 次々にアイデアが沸いてくるが、実行して最後までやり遂げることができない。
  • 睡眠時間が少なくても元気に活動する。
  • まずい結果になる可能性が高い活動へ熱中する。
  • 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む。
  • 性的に奔放になる。

また、薬物や他の身体疾患の影響で躁状態になっていないか、また他の精神疾患との合併がないか等、疑うことが大事です。

躁うつ病の治療

治療は薬物療法が中心になり、気分安定薬と抗精神病薬を用いられます。

気分安定薬
リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピン

非定型抗精神病薬
クエチアピン(海外では双極性障害のうつ症状の第一選択薬)、オランザピン、アリピプラゾール

他に、抗てんかん薬の種類になりますが、ラモトリギンも使われます。

リチウム薬は古くから使われている気分安定薬であり、治療抵抗性の躁うつ病にも強い効果があります。 しかし、リチウム中毒(下痢、多尿、意識障害、不整脈)という副作用が起こりえるため、こまめに採血を行い血中濃度を管理する必要があります。

カウンセリング・心理療法が治療の補助となり、日常生活や症状コントロールを円滑にすることはありますが、 これのみで回復を目指し維持することは難しいです。

状況により、認知行動療法マインドフルネス認知療法などを提案させていただきます。