コミュニケーションのトレーニングVirtual Reality Communication exercise

「コミュニケーションの苦手さをどうにかできないか」というお悩みを連日診察にて伺います。
当院では、「コミュニケーションのトレーニング」として、診察以外に、
・ソーシャルスキルトレーニング(SST)を行うことができます。
・また、併設の放課後デイサービスにて、グループ遊びや作業療法など複数の療育プログラムを取り入れた対応を毎日行っております。
しかし、コミュニケーションにおける苦手な状況についてリアリティを持たせながら想定し、訓練することは現実的に難しい点があり、治療のニーズが多い中で十分な対応ができない歯がゆさがありました。
(例えば、集団の前で発表する。苦手な上司から仕事を頼まれる。既読スルーを繰り返されるなど。)
今回、これらのお悩みに少しでも対応できないかと、
VRを利用したソーシャルスキルトレーニングを取り入れることになりました。
最大の利点は、リアリティのある仮想現実空間でトレー二ングができることです。
また、設定できるシチュエーションが非常に豊富であり、お悩みに細やかな対応ができる可能性があります。
→具体的な場面の例です
目の前の画面や音声にて、現実感のある場面を設定できます。
目の前の画面や音声にて、現実感のある場面を設定できます。
トレーニングはVRを行うだけではなく、画面や状況を心理士、精神保健福祉士と共有し、場面に対してどのような振る舞いであったかを、復習することになります。
興味をお持ちの方がいらっしゃればぜひ医師にご相談ください。